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ページの最後に、記事についての感想アンケートがあります。
今後の参考にさせていただきたく思っておりますので、ご協力のほど何卒よろしくお願い致します。
【質問】 PM2.5ってなに? 新しい大気汚染物質の名前なの?
【回答】 空気中に浮かんでいるものを、気体(酸素とか二酸化炭素とかですね)、液体、固体に分けたとき、気体以外のものは、だいたい、液体・固体が混じり合ったような感じで存在しています。これを「エアロゾル」と表現したりします。これが多いと、空気は霞んで見えますね。
このエアロゾルのうち、2.5μm(1μm=1mm の千分の1)の網目を通り抜けてしまうくらいの小さなものを、微小粒子状物質(PM2.5)と言います。
つまり、PM2.5とは、空気中の気体以外のもので、大きさがとっても小さいもの。何でできているかは問いません。
【質問】2.5μmって具体的にどんな大きさ?
【回答】下の図のように、2.5μmは髪の毛(70μm)やスギ花粉(30μm)に比べると、格段に小さいです。
ちなみに、ぜんそくやアレルギーの原因として有名なダニの糞は、できたてのほやほやだと30μmくらいありますが、乾燥すると粉々に割れて1〜2μmくらいになります。
【質問】 PM2.5は何でできているの?
【回答】工場からの煙や自動車(特にディーゼル車から)の排気ガス、ゴミ焼却炉の煙、(特に石炭を使った)火力発電所からの煙など、人が発生させたものの他、火山の噴火や山火事の煙、それに黄砂など、自然由来のものもあります。
環境省 ホームページより
【質問】なんで、こんな大きさだけのざっくりとした名前をつけているの?
【回答】大気汚染として重要なディーゼル排気や工場の煙突からの煙に含まれる有害物質などは、たいがいとっても小さいです。欧米で大気汚染が問題になったとき、組成の各成分まで一々測定するよりも、とにかく、健康への影響が大きそうな、肺にまで達するくらい粒径の小さなものをまとめて測定して(PM2.5)健康影響を調べよう、規制しよう、ということになったのだろうと思います。
下図のように、小さな粒子ほど、肺の奥の方まで入ります。PM2.5は気管支の末端よりも奥に入ると考えられています。(環境省ホームページより)
PM2.5の曝露を下げる方法や、PM2.5の健康影響については、下のページに記載しました。
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